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町を走るペット回収車 ++++++++ ペットと暮らしやすい町に

2006/09/21

【2007年8月21日追記】
こちらの記事は行政批判を目的に書いたものではありません
そのような受け取り方をされるのは私の本意ではなく、残念に思います。
なぜ、このような行政サービスが存在するのか?
偏見と先入観を持たずに知ろうとすればするほど、
大変難しい問題である事に気付かされています。
動物愛護管理法と狂犬病予防法という法律によって
業務を行っている動物愛護センターが抱えている矛盾もあるということ、
本当に深い様々な問題が絡んでいて、ここではとても書き尽くせません。
そして、自分の町の動物愛護センターへ足を運び、
そこで働く方々の苦悩に触れ、動物問題と法律に対する自分の無知を
今も思い知らされています。
動物愛護センターの実態を知るには、
そこに収容されている動物たちのことはもちろん、
そこで働く方々が自分と同じ感情ある人間であることを
決して忘れてはならない、と私は思っています。
この事を頭の片隅において、以下の内容をご覧下さいm(_ _)m



9月20日~26日は動物愛護週間です。

20日にTBS「イブニング・ファイブ」という報道番組で、
ペット回収車驚きの現実 愛犬愛猫の行方は」と題して、
約15分ほどですが、ペット回収車の実態が放送されていました。

定時定点回収車と呼ばれるこの車、私の町でも走っています。
見た事はありませんが、市の広報誌に回収日時が載っているのです。
まるでゴミの回収のように…。

広島県動物愛護センターでは、
平成14年度にこの定点回収で引き取った
犬は1,984頭、猫は4,048匹、合計6,032匹
という数にのぼります。(三原市HPより)
この数はすべて、飼主もしくは住民によって連れて来られた数です。

今回放送された内容は、この実態に迫り、
非常に思い切った所まで放送されていると感じました。
大変貴重な内容ですし、より多くの方に知ってもらいたい現実でもあるので、
できるだけ忠実にレポートしてみました。


***********************************

三雲孝江さん(以下、三雲):今日から動物愛護週間ですが、
 日本は年34万匹の犬や猫が処分されている事をご存知でしょうか?
 捨てられるペットたち。
 ペット回収車の行き先を追ってみました。

***********************************

― 静岡・菊川(先月23日)ペット回収車

ナレーター:市役所の駐車場の片隅に止まる1台のトラック。銀色の板で覆われた荷台には、空気穴のようなものが見えます。

記者:60代と見られる男性が、トラックにカゴを積んで到着しました。
 あ!中に猫が2匹…3匹見えますね。

― 男性がカゴから猫を片手で取り上げる。

記者:猫が鳴いています。


ナレーター:次々と猫を引き取って周るこの車。
 実は、定時定点回収車と呼ばれるもので、
 実態は飼えなくなった犬や猫を引き取る不要犬回収車なのです。

― ステンレス製のBOXに入れられた白黒模様の猫。

ナレーター:猫が入れられたケースが、ずらりと並ぶ回収車。
 中にはまだ目の開いていない、生まれたての子ネコも…。
 この回収車に積まれると、飼主が持ってきた場合は2日後、
 飼主が分からない場合は3日後に殺されてしまうのです。
 私たちは回収車を追いました。

記者:定時定点回収車、いわゆる不要犬回収車が次の回収ポイントに向かっています。
 この車、今日合わせて7ヶ所で犬や猫を回収します。

ナレーター:ダンボールから回収車へ移される一匹の子ネコ。
 持って来た30代の女性は、足早に立ち去ります。

― 猫を回収車へ連れてきた人がその理由を述べます。猫を連れて来た男性

5~60代の女性:家の中がノミだらけになっちゃ辛いもんで。

白髪の男性:増えちゃってしょうがない。
 メスなもんで。ハハハハハ。(朗らかに笑う)

記者:あの猫ってどうなるか知ってます?

5~60代の女性:殺されるんじゃないの?(早々に自転車で去る)


ナレーター:手続きは簡単で、持って来た犬や猫と引き換えに
 用紙に住所、氏名、電話番号を書くだけ。手数料はただ。
 車に来る人は皆、5分としない内に立ち去ります。
 業者を直撃しました。

記者:今これは何をしているんですか?

業者:見たとおり猫を…

記者:回収している?

業者:そうです。

記者:理由とかは聞かないのですか?

業者:別に、我々は何も言えないから。
 連れて来たら受け入れて帰ってもらう。


ナレーター:回収を担当しているのは、県から委託された民間の運送業者。
 こうした回収車は全国40の地域に存在し、
 多い所では100ヶ所以上もの回収ポイントがあります。

長崎県 107
広島県 103
高知県 100
愛知県  83
静岡県  58
 :
全国40地域
(ALIVE調べ)


中年女性:秘密兵器があるって聞いて、お願いしようと思って。猫回収ボックス

ナレーター:回収車を秘密兵器と呼ぶこの女性。
 カゴには三毛猫が一匹入れられています。

中年女性:子供ばっかり産むからね。

記者:何か悪さされたとか?

中年女性:いや、そういうことは全然ない。

ナレーター:近所で子供を産んだ野良猫を捕まえて連れて来たと言いますが、業者が檻に移そうとしたその瞬間…脱走。
 逃げ出した猫は、視界からあっという間に消えました。
 しかし、一方では、

女性の声:入った!

― 檻に入って暴れる猫。

***********************************

ナレーター:回収車の後ろには犬たちも収容されていました。

― 茶色い柴犬系の雑種?を連れて歩く60代くらいの女性の姿。

ナレーター:この女性が連れて来たのは、12年間共に暮らした犬。

記者:12年間一緒だったんでしょう?

― 頷く女性。70代のようにも見える。

記者:寂しくないですか?

女性:寂しいったって、そんなこと言ってられない。

― 踏ん張って嫌がる犬を引っ張って、回収車へ乗せようとする女性の後姿。犬のくーんと切なく鳴く声が聞こえる。自分の犬を回収車へ乗せる女性

ナレーター:女性が暮らすことになった新しい市営住宅では
 犬が飼えないと言います。

女性:この中入るんだよ!
 (と、犬のお尻を押して回収車に乗せる)

ナレーター:この日、回収された犬は3頭。猫は28匹。
 この犬たちは、今はもう…いません。

***********************************

― 岐阜市保健所 畜犬管理センターガスボックス(別名ドリームボックス)

ナレーター:一方、ここは岐阜県の施設。
 捨て犬、捨て猫の殺処分は、今の日本ではほとんどがガスによって行われています。
 1m四方ほどの銀色の箱。
 よく見ると、ガスボンベから管が伸びています。
 そして、ボンベには「炭酸ガス」の文字。
 これは犬の殺処分に使う、いわば「ガス室」です。


職員:(犬を)吊り上げて入れる。バタバタしているのを。
 1人が入れたら、1人が(蓋を)閉めます。
最後に見る光景
ナレーター:ここでは殺処分は6こある檻がいっぱいになる度に2匹、
 朝一番に行われます。
 生きた犬を檻から出し、箱(ガス室)に入れた後、
 二酸化炭素を充満させ、20分かけて窒息死させるのです。
 安楽死ではありません。
 これが犬が見る最後の光景。
 (ガス室の中から開いた蓋を見上げた天井裏の映像)
 猫の場合も同様です。

職員:吠えたりと言うより、歯を剥いて攻撃してくるから、
 (犬を)入れてスイッチを入れたら、後は時間を待つだけです。
 で、20分。
 ガスを充填するだけで、箱がボーンといって広がっていく。
 決して楽ではない。眠るようになんてならない。
 もがき苦しんでますよね…。
 助けてあげられなくて申し訳ない、という気持ちと…
 それが一番大きいかな。

***********************************

ナレーター:この箱(ガス室)が置かれている施設の檻。
 「危険」と書かれた札が下がった犬がいました。
収容されたコーギー
― 一頭のコーギーらしき成犬。上目遣いで伏せの姿勢。

職員:飼主さんが入院されて(犬が)独りになってしまった。日にちがきたら、処分せざるを得ない。

ナレーター:飼主が認知症で入院したため連れて来られたこの犬は、
 人を噛んだという理由で、この4日後に処分されました。

 8月は旅行で家を空ける機会が増えたり、
 窓を開けて鳴き声が目立ったりすることなどから、
 この保健所では、殺処分の数が他の月の倍になると言います。

***********************************

― ダンボールの蓋を開けると黒と白の子ネコが2匹。まだ目の開いていない仔猫

記者:うわ~、ちっちゃい…。生後どの位ですか?

職員:2週間くらいかな?だって目開いてないから。

ナレーター:保健所に持ち込まれた生まれて間もない子ネコ。
 1匹ずつ麻袋に入れられて行きます。(その様子が映像に)

職員:あなたが(保健所に)持ってこなかったら、助かっていた。
 私どもの所へ来たら、処分せざるを得なくなってしまう。

ナレーター:麻袋に入れられた猫は、
 脇に止められていた小さなトラックに入れられ、
 その場でガスによって殺処分されます。
 けれども、この保健所は殺処分をなるべく避けようと、
 持ち込んだ人の説得に努めています。
 ダンボールを持って、受付に来た60代の女性。

女性:どうしてもねぇ、町の中(で飼うのは)無理なの。

職員:ご近所から苦情がくるっていうこと?

女性:ペットボトルを玄関の前に置いてみたり。
 この猫で苦労してみえるの。

ナレーター:箱には年老いた白猫がネットに入れられて蹲っていました。
 好物だったのか、魚の缶詰が入れられています。

職員:何年飼っているの?

女性:ちょうど7年…。本当は手放したくない。
 お昼ごはん食べていても、涙が出て、涙が出て…。

職員:どっかでのたれ死ぬよりは、ここに持って来た方がいいと?

女性:そうなの。やむを得ないの。
 自分がこれ連れて引越そうとまで考えたよ。
 でも、やっぱり自分の家があるしねぇ…しかたがない…。

ナレーター:近所のトラブルを理由に仕方がない、を繰り返す女性。
 職員は思い止まらせようと、1時間かけて説得しました。しかし…

職員:この子守るのは○○さんしかおらんで?

女性:しょうがない…

職員:240円になりますね。もう、お返しできませんのでね。自分の猫を連れて来た女性

女性:はい。

職員:これで終わりですよ。

女性:申し訳ないです…。

ナレーター:大人の猫1匹の引取料は240円。犬は無料です。

女性:ごめんね、ごめんね…
 (と箱の中に手を入れて、鳴く猫を撫でる女性。)

ナレーター:この保健所で処分される猫の数は月に平均47匹。犬は8頭。
 元飼主が書いていった理由は、
 「転居するため」「面倒を見られなくなったため」
 そして、「いらない」。

職員:人間側の言い訳ですよね。
 近所から苦情があって、ここに連れてきて、処分になると言うのがね…。

***********************************

ナレーター:岐阜県のこの保健所は、積極的に里親探しをしている事で注目されています。

― 岐阜市保健所(先月18日)譲渡された仔犬

ナレーター:保健所の駐車場。
 人だかりの中心にいたのは、2匹の仔犬。
 集まったのは60人の里親希望者たち。

― 里親希望者たちと職員とで一斉にじゃんけんをしている場面。

職員:チョキの人?お父さんだけ?
 (にこやかな笑顔の初老の男性が映る。笑顔で犬を抱いて帰る男性。)

ナレーター:30年前に始めた里親探し。
 里親が見つかって助かった犬は、
 今では保健所に持ち込まれた数のおよそ7割。猫は3割になりました。

***********************************

ナレーター:この施設を、ある議員が視察に訪れました。
 国会で捨て犬・捨て猫防止のためのマイクロチップ普及などにつとめる
 藤野真紀子 衆議院議員です。
 藤野さんは病気の捨て犬の前から離れられなくなりました。
 (檻の前でしゃがみ込んで犬を見つめる藤野さん)

藤野:この仔はあとどのくらい(処分されない)ですか?

職員:どれくらい?うーん、難しい(質問)ですね…
 (檻の前の床に座り込んで話す、藤野さんと職員の方の映像)

ナレーター:実は藤野さん、家に白血病の犬がいます。

― 藤野さんが帰宅すると、家から飛び出して迎えてくれる愛犬たち。

ナレーター:仔犬の頃から飼ってきたハナは10歳。
 白血病で余命3ヶ月の宣告を受けてから、もう3年経ちます。
 餌にはガンの薬を混ぜます。

藤野:ハナちゃん白血病で手がかかるから、
 殺してくださいって持って行けますか?
 いちばん惨めなときに捨てるわけよ。
 これはねぇ、許せない。ね、ハナ。
 (と隣に座るハナに手をのばす藤野さん)


ナレーター:藤野さんは施設にいた病気の犬を
 病院へ連れて行くことにしました。
 (外を歩いて病院へ行く藤野さんと犬)

記者:ちゃんと処置をしたら、これからずっと生きて行けるんですか?

獣医師:と、思いますよ。処分ゼロに向けて…

ナレーター:この犬は今、里親を探しています。


職員:何十万頭って処分されているのは(あえて)見ない。
 目の前にいる一匹を助けてあげる。
 その積み重ねが(殺処分)ゼロに向かっている。

***********************************

三雲:世の中は今、空前のペットブームなんて言われてますけど、
 こういう現実があるんですよね。

男性キャスター:ねぇ…犬好きだから、ちょっと見てらんないですね…。

三雲:私もそうなんです…。悲しいですよね。
 引き受けるという事は、こっちの都合じゃないんですよね。
 やっぱり一生付き合ってあげたい、という風に思いますしね。

男性キャスター:日本は殺処分の割合がすごく高くて、
 9割以上という話もありますけども、
 欧米なんかでは譲渡率が高いんですよね。
 そういったことを岐阜でもやっていましたけど、
 ああいう事がもっと広がってほしいですよね、本当はね。

三雲:そうですね。

***********************************

リンクをしてくださる方は、記事の一番最初の追記をもう一度お読み下さい。

この記事のURLはこちらです。
http://hemhem.blog6.fc2.com/blog-entry-650.html

私は動物を取り巻く環境を変えたい、
動物愛護センターをその名の通り機能する施設となってほしい、
と思っています。そのために私が選んだ方法は
一飼主、一市民として、行政と共に協力し模索して行くことです。
以下のカテゴリーに動物愛護センターに関する記事をまとめました。

 がんばる!動物愛護センター



2007.08.21追記 あこち
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