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その6 対策(住まい編) ++++++++ セミナー「ペットの老いを考える」

2011/03/07

セミナーのレポートも今回を入れて後3回で終了する予定です。

今回は具体的に住まい編の対策を
寝たきりになった場合もまとめています。
ボリュームが大きいので記事をたたみました。


2010/2/18 じーーーーーーー
2010/2/18撮影

ヘムは発作を起こしてから、リビングのこの場所が寝床に。
それからはずっとここがヘムの場所でした。^^


一般公開セミナー「ペットの老いを考える」
対策(住まい編)

●室内では。
 フローリングなど通るところは滑らないようにする。
 高齢になると滑らないようにふんばることが難しくなってきます。
 転びやすくなり、ケガのもとになりますので滑らないマットや毛足の短いカーペットなどを敷いて滑らないように工夫しましょう。
 ※ ループ状になっているもの、毛足の長いカーペットは爪を引っ掛けてしまう可能性があるので避けましょう。


●ゆっくり落ち着けるスペースを作る。
 静かでゆっくり眠れる場所を作ってあげましょう。
 できれば慣れている方がいいので若い頃からお気に入りの場所を静かで落ち着ける場所にしてあげて、高齢になってもそこで休めるようにしましょう。
 多頭の場合や子供さんがいらっしゃる場合も、ゲートや障害物をおいて邪魔物が入らないようにしてあげましょう。


●できるだけ階段を使わないようにする。
 階段は家の中で一番危険なスポットです。
 階段の上り下りは足腰にとても負担がかかるので、早いうちに使用しないようにしておきましょう。
①行動範囲を1階だけにする。
②2階を部屋にする場合、ゲートなどをおいて階段を使わないようにして、上り下りは飼主さんが抱っこ又は運ぶ。


●お気に入りの場所が高いところ(ソファの上など)にある場合。
①滑らない材質のスロープをつける。
②室内で段差がある場合は、段の間に滑らない材質のブロックになるようなものを置いて段差をできるだけ少なくする。
③1センチぐらいの段差でもつまずくようになってきたら、できるだけバリアフリーに近い状態にしてあげましょう。室内向けの段差用スロープなども活用できます。


●暑さ寒さ対策をしっかり強化する。
 高齢になると体温調節機能が衰えてきます。温度管理をしっかり強化しましょう。

○夏…クーラーや扇風機などを使用する場合、風邪が直接当たらないようにする
 涼しい所とそうでない所に移動できるように範囲を広くしておく。
 アイスノンなどの保冷剤を使う時は長時間あてない。数分程度で。
 寝たきりの場合もエアコンなどの風が直接当たらないところへ。
 冷やし過ぎに注意!!(室温25~27℃)

○冬…電気機器を使用される場合は低温やけどにご注意ください。
 暖かい部分、そうでもない部分と移動できるようにしておく。
 電気を使わない遠赤効果のあるマットやシルバーシートなどを使用すれば安心です。寒い日は十分保湿してあげてください。
 暑くなりすぎに注意!!(室温19~23℃)

≪補足≫
◎ホットカーペットは低温やけどに注意!お勧めしません。
◎高齢・認知の子(特に猫)は寒さに弱い。
◎自分の体温で暖かくなるグッズがおススメ。
◎暖かさを低・中・高と段階分けした場所を作って配慮。
◎湯たんぽの位置を近づけたり離したりして暖かさを調節。
◎暑い時のサインは口で息する以外に、耳の内側が赤くなる


●トイレ
 高齢になると排泄の回数が増えます。排泄機能も低下してくるため我慢できなくなります。
 いつでもどこでもトイレができるようにトイレの個数を増やすか、おむつをはかせる。
 トイレはいつも清潔にする。
 外でしかしない場合は散歩+庭などにして、外へ出す回数を増やす
 ※ ひん尿は病気の可能性もありますので、まず病院で診てもらいましょう。

≪補足≫
◎トイレをどこでしてもいいように行動範囲を制約する。
◎ストレスにならないように徐々に行動範囲を狭くする。
◎室内で粗相をしても機能の衰えとして受け入れてあげる。


●外飼いの場合。
 常に飼い主さんが見えるところに場所を移すか玄関などでもいいので、できるだけ家の中に入れてあげる。
 高齢になってくると視覚聴覚機能の低下など今までできていたことができなくなり、ワンちゃん自身も不安になってきます。外にいるとどうしてもふれあいの時間が短くなってしまい、さらに不安感が増すので、できるかぎりそばにいて安心感を与えてあげてください。その不安感がストレスとなり、認知症の引き金になってしまうこともあります。いつもそばにいるとちょっとした変化にも気づきます。それが高齢特有の問題行動の予防へとつながります。


●急に環境を変えない。
 急激な環境の変化はとてもストレスになります。なるべく家具の配置も変えないようにしてあげましょう。
 やむをえず引越される場合は、慣れるまで常に一緒にいてマッサージなどをして不安感やストレスを軽減してあげましょう。


●室内を歩きまわって粗相をする場合。
 行動できる範囲を制限するかおむつをはかせる。
 制限する場合は歩きまわるところを一部屋にするか、サークルなどで囲まれた場所を作るなどして、床一面を防水マットやペットシーツなどを敷き詰めて多少汚れても掃除しやすい環境をつくる。


●物にぶつかることが多くなってきたら…(徘徊するようになったら…)
①室内ではぶつかる物を想定して危ないと思った物は届かないところに置くか、エアーパッキンや布などを巻いて当たっても大丈夫なようにする。

②障害物のないところで行動できる範囲を制限する。

③サークルやダンボールなどで壁をつくり、その中で歩けるようにしておく。(サークルの内側はバスマットや毛布などクッションになるようなもので壁にする。)

ビニールプールの中に毛布やペットシーツなどを敷いて、そこを寝床にしてもいいと思います。ビニールプールでは浅くて外に出てしまうかもしれないので、外側にダンボールやサークルなどで壁を作り、高さをつぎたしておけば多少大きなワンちゃんでも対応できます。広さはぐるっと一周回れるぐらいあった方がいいでしょう。

 ※ 急に範囲を制限するとストレスになります。理想は若い頃かまだ元気なうちからストレスにならないよう、徐々に行動範囲を狭くしておくと後々対処しやすくなります。



2011/1/19 ヘムちおトイレの準備♪
2011/1/19撮影
寝たきりになってから寝床の近くにトイレを設置。
まだ歩けた時からこうしておくべきでした。汗


【寝たきりになった場合】

●寝床
 ベッドなど下に敷く物はふかふかにしてあげる。
 夏は涼しく、冬は暖かくして通気性のいいものがおすすめです。
 常に敷物は清潔にしてあげる。
 寝床は常に飼主さんのそばか見えるところに置いてあげる。
 寝床を2,3ヶ所作ってもいいと思います。飼主さんが居間などのくつろぎスペースにいる時は、常に撫でてあげられる位置にベッドを置いたり、夜はゆっくり眠れるように静かな場所で飼主さんの寝室かその近くにも寝床を作ってあげる。


●排泄を寝たまましてしまう場合。
 下半身部分にペットシーツなどを敷く。
 排泄を寝床でしてしまう場合は、おむつをはかせる方法もありますが、排泄する部分に後戻りしにくいものを敷く方法もあります。
 例:赤ちゃん(人)用の紙おむつを広げて敷く。後戻りしにくいシーツを敷く。

 ※ 尿やけに注意!!排泄をしたあと必ずきれいに拭いてあげてください。拭く時はあまり力を入れないように。お腹部分などやわらかい部分は皮膚を傷つけてしまいます。お湯で絞ったタオルなどでやさしく拭いてあげてください。赤くなって荒れてきたら早めに病院へ行きましょう。


●床ずれ防止。
 骨の出っ張っている部分の下に柔らかいものを置く。
 特に中型犬~超大型犬は体重が重い分、下側に圧力がかかってしまいます。
①肩、肘、手首、骨盤、くるぶし、あたりには特にふわふわの通気性のいいものを置くようにしてあげましょう。床ずれ防止グッズやタオルを巻いてドーナツ状にしたものなどを利用する方法もあります。

寝返りを頻繁に行いましょう。

③寝返りした後、下側になっていた方を全体的にマッサージする。(皮膚をつかんでゆっくり持ち上げて下ろす、を繰り返す。)

④特に床ずれしやすい部分を毎日チェックし、皮膚が赤くなってきたり、異常が見られたら早めに病院へ。

≪補足≫
◎床ずれは一度なると一気に悪化する。
◎床ずれはガーゼで拭かない。
◎床ずれ部分をラップで押さえ保護する方法があるが、動ける子はラップを食べないように気をつける。
◎寝床はエアマット低反発ウレタンが床ずれできにくい。
◎バスマットとエアパッキンを重ねて自分で作成する人もいる。
◎人間用の赤ちゃんドーナツ枕も利用できる。


講師:田家綾子(一般公開セミナー「ペットの老いを考える」より)



2011/1/25 お着替えヘムち♪
2011/1/25撮影。
寝たきりになったヘムちはベッドは低反発性マット(人用)。
枕やクッションも全て低反発ウレタンで作ったものを使用しました。

小型犬だったこともあり、長くて6時間置きの寝返りでしたが
一度も床ずれになりませんでした。
(一度なりかけがあり、白色ワセリンとラップ保護ですぐ治りました。)



いのちのパネル展 特設ウェブサイト あなたのお家はどこですか?
いつも拍手とコメントありがとうございます(*^_^*)
寝る間を惜しんでセミナーの準備をされたお嬢ママにも拍手を!

テーマ=ペットの健康・病気・怪我 - ジャンル=ペット

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Comment
>めぐさん
いつもコメントありがとう!励みになります~(*^_^*)
読むだけではなく実行して、ご自分と愛犬愛猫に合った形を見つけてほしい。
お世話できる子が目の前にいるんだもの。行動あるのみ!
私はお世話したくてももう出来ないから、そのパワーを記事更新に注いでいます。笑
【2011/03/07 23:42】 URL | あこち [ 編集] | top▲


今回の(住まい編)も大変勉強になりました

あこちさん、ありがとう!

こちらで学んで早速実行なさる飼い主さんも多いのでは
ないかなぁと思います

老いた子達が最期の時まで出来るだけ快適に過ごせると
良いですよね
【2011/03/07 21:43】 URL | めぐ [ 編集] | top▲




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