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ボク達は家族。保護主さんの気持ち ++++++++ ヘムちなエピソード

2005/10/31

ヘムと初めて過ごした夜が明けて、約束通り私は保護主さんへ電話をかけました。
「ヘムを家族に迎えます!」
電話の向こうの保護主さんにそう伝えると、意外にも保護主さんの声は少し寂しそうでした。
もちろん、ホッとした気持ちも伝わったのですが…。
実家でねんねするヘムち

保護主さんはヘムの事が心配で一睡も眠れなかったのでした。
でも一番の理由はヘムの心配よりも、ヘムが側にいない寂しさでした。
保護主さんご自身がそう仰っていました。
受話器から聞こえてくる声は、か細く途切れがちでした。


***********************************

保護主さんはごく普通の主婦の方です。
保護のボランティアや活動をされている訳ではなく、
ヘムを保護する一年前に最愛の18歳だった猫ちゃんを看取り、当時小学2年生だった息子さんを育てていた普通のお母さんです。
息子さんよりも長く一緒に暮らした猫ちゃんを失ったショックから、まだ立ち直れていない事を私にお話してくれました。

どちらかと言うと犬よりも猫が好き。
犬はキャンキャン吠える小型犬よりも、どっしりした大型犬が好き。
鼻の潰れた犬よりも、鼻の長い犬が好き。
室内犬を「座敷犬」と呼び、偏見も持っていたそうです。
ヘムの様な犬は苦手だったと正直にお話してくれました。

それだけでなく、ヘムを抱えてしまった事でヘムを厄介者だと感じた事もあったそうです。
すぐに飼主さんが見つかると思っていたのに、なかなか見つからない焦り。
本当はペット不可の賃貸アパートに住んでいる引け目。
(以前飼ってた猫ちゃんは、大家さんに頼み込んで許してもらったそうです。
この経験があった為、ヘムを保護して連れて帰る事もできたのでしょうね。
もちろん、保護犬がいる事は大家さんには説明していたそうです。)
飼主探しから里親探しに切り替えて、割とすぐに私が名乗り出た事で
「助かった!これでせいせいする!」
とすら思ったそうです。

ところが、ヘムのいない家の中はとても静かで寂しい事に気付いたそうです。
たったの2週間で、ヘムは保護主さんにとって大きな存在になっていました。
保護主さんの考えを変えてしまう程の力を持っていました。
他にも私が気付かない葛藤や感情が溢れていたと思います。
いつしか受話器を持った私は、保護主さんの聞き役になっていました。

キレイ事では済まされない感情をここまでお話してくれたのは、私をヘムに託しても大丈夫だと思ってくれたからかな?
私はそう都合よく解釈しています。
私がこんな事を書くのは図々しいかもしれませんが、
安心してホッとしたからこそ、保護主さんは本音をお話してくれたんだと思っています。
hem_akoti.jpg
電話を切って数十分後に、保護主さんが実家へ来て撮ってくれた写真です。
私の後に写っているブルーのキャリーは、保護主さんからいただきました。
このキャリーに保護主さんの愛猫ちゃんを乗せて、大阪のご実家へ何回も帰ったそうです。
そのキャリーと共に、ペットを家族として大切にする気持ちを、
私は保護主さんから受け取りました。

テーマ=動物愛護 - ジャンル=ペット

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Comment
命に関わる重み、もっともっと多くの人が感じていれば、もっともっと不幸な命が減るはずですよね。
それには「死」をもっと意識しなければいけないのでは…
保護主さんの場合、ヘムを路頭に迷わせる事は「死」を意味する事を十分に理解していたからこそ、必死になって飼主さん探しが出来たのかもしれませんね。

ヘムは一度、動物病院で預かってくれる事になったのに、結局保護主さんに返されてしまうのですが、この時もとても複雑な心境だったそうです。
助かった!と思ったすぐ次の日に戻って来てしまった事で、きっと私にヘムを託した時も心配で不安な思いを抱えていらしたはずなんです。

里々さんも、ヘムの保護主さんも「無我夢中」だったのかな。
その思いに感謝しながら、いつもヘムと向き合っています。
ヘムの様な仔はほんの一握りであり、ほとんどの仔がロンと同じ道を辿る事を、私は絶対に忘れてはいけないのだと言い聞かせて…。
そして、ロン達の分までヘムを幸せにしなければ、と思うのだけど、実際はヘムに幸せにしてもらい、ヘムから喜びをもらっている私達です(^^ゞ
【2005/11/06 13:35】 URL | あこち [ 編集] | top▲


多くの人がこの記事を読んで色々な思いになったことでしょうね。
自分の事と重ねたりと...。
命あるものそれぞれの歩いてきた道のり、、歴史があるんだなぁ~、としみじみ思いましたです。このあたしも漏れなく..ね!
命に関わる事、それがどんな形であれ、重いものだと思います。
あたしたちも犬や猫と何の変わりない生き物ですものね。
保護主さんの気持ち、上手い言葉が見つからないのだけれど、様々な葛藤があったことでしょうね。人間の裏表垣間見てしまうこともあったでしょうね。

仔にゃんの里親を探す中、世話はしていかなければならず、あの時間の流れってすごいです、本当に。
必死であればあるほど色々な感情があふれていくのかしら?

こんな風にあこちさんは、いつの日もヘムちの歴史と向かい合っているんですね。
あたしもこの記事を読んで、改めて色々思いました。

3にゃんのこれからのことを思ったら、鳥肌も立ち...
あたしに預けられた命の重み。しかと受け止めていこうと思います。
【2005/11/05 11:18】 URL | 里々 [ 編集] | top▲


そうなんですよ。この方とにゃん・びーさんが私の中では重なるのです。
でも、ヘムの保護主さんはなかなかユニークな個性の強い方でもあるんですよ。^^
保護主さんは今、ヘムのビラを貼ったペットショップに連れて来られた猫2匹と、保護した猫1匹と一緒に暮らしています。
飾り棚には最愛の猫ちゃんの写真が飾ってありました。^^
【2005/11/05 11:14】 URL | あこち [ 編集] | top▲


保護主さんとの出会いは私の人生の宝物です。
普段、連絡を取り合ったりする事はないのですが、年に数回は私の方から連絡する様にしています。
それと、ちょっと離れた所に住んでいる保護主さんに、いつでもヘムに会ってもらえる様にHPを始めたんですよ。
でも、保護主さんはしばらくネット不通だったみたいです。笑

midoさんがジョイス君とノエ君がかけがえのない、大切な存在だと思っている事がとてもよく伝わってきます。
そんな存在に出会い気付く事ができた私達は幸せ者ですよね?^^
【2005/11/05 11:14】 URL | あこち [ 編集] | top▲


ききょうさんはヘムの保護主さんの犬の好みと正反対だったんですね!笑
保護主さんは未だにキャンキャン吠える小型犬は苦手みたいだけど、ヘムに対してだけは特別扱いなんですよ~。笑
姿形にこだわっているのは人間の方ですものね(^^ゞ
好きな人、好きな犬、好きな動物、好きなものがどんどん増えると、心がほんわか満たされて行くと思いませんか?
そういう存在に生きている間に沢山出会いたいと思うし、ききょうさんならじゅんちゃん、私ならヘムちと出会えた事はとても幸せな事なんだと思っています。

ヘムの保護主さんも嬉しそうだったし、喜んでくれたんですよ。
ただ、ホッと安心したからこそ、寂しさを感じたのでしょうね。
保護主さんは私に代わってヘムを道路で見つけてくれたと、今でも思っているんですよ。

躾は順調ですか!その後もどうなったか教えてくださいね~(^^)
【2005/11/05 11:13】 URL | あこち [ 編集] | top▲


本当に動物ってすごい力を持ってるんですよね~。
人間も本来持っていた力や本能が、彼らにはまだ残っているのでしょうね。
動物が人間の心を癒すのは、人間が得たものと同時に失ったり退化した力が、彼らと接する事で刺激されるからだと聞いた事があります。

ヘムは保護主さんの事をちゃんと覚えているんですよ~。
強烈な経験や出来事は時間が経っても覚えているから、犬にもトラウマがあったり心に傷を負ったりするんだものね。

私達家族の為にも、出会った頃のお話はこれからも少しずつ書いていこうと思います。^^
【2005/11/05 11:13】 URL | あこち [ 編集] | top▲


私はたったの3日間でヘムちに心奪われました。笑
ヘムと出会って3日後、一時的に自宅へ帰った時に私の後をついてくる小さな存在がいない事が、妙に寂しかった事を覚えています(^^ゞ
ヘムは数少ないラッキー犬だと思うけど、一番確かな事は「私とさとちが幸せ」だということかな。
保護主さんは決して優しさを押し付けたり、見せ付けたりしない、とても謙虚な姿勢の方なんです。
そのお人柄そのものに尊敬しながらも、対等な関係(?)でお付合いさせてもらっている事に感謝しています^^
【2005/11/05 11:13】 URL | あこち [ 編集] | top▲


やっぱりイオナさんにとって、ビリー王子の存在は大きいのね~(^^)
ドーベルマンの話、覚えてますよ~笑。
犬に関してはパトちゃんの存在が大きいね。
私は犬の魅力の虜になったけど、ネットを通してイタチやモルモット、インコにも興味が湧いて、新たな発見
を見つけるのが楽しみなんです。
その仔を知りたい、その動物を知りたい、そして共によりよく暮らす為にはどうしたらいいのか考えたい。
ここから始まるのかな?

パトちゃんを見捨てたご友人の事なんか理解できなくて当然!
パトちゃんと暮らしてイオナさんご夫妻が幸せである事が一番大切だよねv
幸せな姿や笑顔に勝るものはないと思う。
見ている人はちゃーんと見ているよ(^^)
【2005/11/05 11:12】 URL | あこち [ 編集] | top▲


以前あこち様が“ ヘムの保護主さんとダブる ”とお話くださったのはこの方のことなのですね?
こんなに優しい保護主さんと同等に見ていただけて、とても光栄です。(^^)
【2005/11/03 22:38】 URL | にゃん・びー [ 編集] | top▲


保護主さんの思い、伝わりますね。
素敵な思い出です。
ブログ&HPをするようになって、こんなに犬や動物のこと
大切に、真剣に、考えている人がいるということにびっくりしました。
反面、ネットで簡単に売買されていることも・・・。
知ること、行動すること、やめたらあかんと思っています。
今まで無関心だった自分に反省。
【2005/11/03 11:12】 URL | mido [ 編集] | top▲


かと言うと犬が好き、私は弟のウチいるらぶに一目惚れでした。
潰れている鼻が好き小形犬が好き室内犬が好きでした。
でもじゅんを保護してひと時立った時そしてだんだん鼻が長くなってきた頃、形に拘らなくなってじゅんが無性に好きになったのを覚えています。
成長が早く日ごとに変わっていきました。
たった一週間でしたが飼い主さんに恵まれて別れる時、寂しかったぁ。
でもじゅんがこれで「生き延びられる」嬉しかった。とっても々嬉しかった
この嬉しさは親戚だし会おうと思えばいつでも会えるという考えが頭にあ
ったからだと思います。鼻が潰れていようが長かろうが私はどちらも好きになりました。笑。飼い主さん!あこちさん!本当に有り難う!

じゅんの躾の話、今特訓中です。なんせ一週間に三回ですから。笑
いい方向に向かっているのは確かです。
【2005/11/02 22:15】 URL | ききょう [ 編集] | top▲


すごい力を持っているんですね。人間では真似ができないかも。
一緒に暮らした時間は短くても、きっとヘム君の心には忘れられない存在として保護主さんは残っているんじゃないのかな^^
こんなにもヘム君を思ってくれたのですものね。
心温まるお話をありがとう^^
【2005/11/02 17:03】 URL | 紫苑 [ 編集] | top▲


たった2週間で、こんなにも人の心を変えてしまうんですね。
ヘム君はとても幸せものね。
ブルーのキャリーへの思いはとても重いものなんでしょうね、動物を愛する気持ち命の重さ保護主さんの優しさが伝わってきます。
【2005/11/01 22:43】 URL | よきゅ@ [ 編集] | top▲


実は私も、ビリー王子と出会うまでネコ大好きでネコしか知らなかったです。
犬は、幼少時にいきなり玄関先につながれたドーベルマン(いつだったかあこちさんとのお電話でお話させてもらいましたよね(笑))のおかげ(?)で実はすっかり犬嫌いなほうでした。
でも、一緒に住んで、散歩して、同じ空気を吸って、ごはん食べて、寝て、遊んで…パトだって、王子だって、ウ-ギーたんだって、何も変わらないじゃないか、と気付きました。もちろん、勉強もしましたし、ネコやイタチとは育て方が違う事、難しい事も知りましたが、それでも、ここまでやってこれたのはひとえにパトの持って生まれた優しさや従順さのおかげと思ってます。
でも…保護主さんの、心の変化、なんとなくわかる気がします。同時に、パトを私に預けて音信不通の友人夫婦の心が未だに理解できません。
おっと、愚痴っぽくなっちゃってすいません(汗)
【2005/11/01 22:23】 URL | イオナ [ 編集] | top▲


HNからネコ娘さんはもしかしてにゃんこ好き?と思ってました。
やっぱりそうだったんですね~^^
そう、一緒に暮らすと犬種や、犬か猫か、そういったものは重要じゃないんですよね~。
これぞ縁!って感じでしょうか。
それぞれのよさ、個性の魅力、共に喜怒哀楽を経験すれば必ず見えてくるものだと思います。
私達人間次第なんですよね。
ネコ娘さんと蘭丸くんも、私達と同じ3年一緒に暮らしているんですよね。
もう、手放せる訳ないない!その気持ちすごーくよく分かるなぁ(*^^*)
【2005/11/01 10:00】 URL | あこち [ 編集] | top▲


ワンコ一頭一頭の個性が見えてくると、もう離せなくなりますよね。
本当は我が家も実家の両親にあげるつもりでしたが、いまじゃ離す気なしですもの(*'‐'*) ウフフフ♪
動物たちのパワーは人の心に訴えるものがあるんですよ。すごいですね~
【2005/10/31 13:18】 URL | ネコ娘 [ 編集] | top▲


私もネコの方が好きだし、小型犬はどちらかというと苦手なほう!
でも縁あって、一緒に暮らすと、犬種とかの問題じゃなくなりますね。
wannko
【2005/10/31 13:15】 URL | ネコ娘 [ 編集] | top▲




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